ONE PIECE|語り継がれるDの謎

Dの名を持つ者たちは何者?

「ONEP玉ECE一という作品を読み解くための重要なキーワードとなるのが「D」である。
そして、「D」とはいったい何なのかということ」が「ONEPIECE」最大の謎の一つにもなっている。

これまでに「ONE-PIECE」の作品中には

・モンキー・D・ルフィ
・ゴール・D・ロジャー
・ボートガス・D・エース
・ハグワール・D・サウロ
・モンキー・D・ガープ
・モンキー・D・ドラゴン
・マ|シヤル・D・ティーチ
・ボートガス・D・ルージュ

という8人の「D」の名を持つ者たちが登場している。
少なくとも、モンキー家、ゴール家、ボートガス家、ハグワール家、マーシャル家の五つの家系に生まれた者たちは「D」の名を持っているようである。そして、このうちのハグワール家は、巨人族である。
彼らの名の中にある「D」が、いったいどんな意味を持つものなのかということについては「ONEPIECE」ファンたちの間で様々な推測が飛び交っている。その中で最もスタンダードになっているのは、Dの名を持つ者たちは、現在の世界政府を作った者たち1天竜人の祖先によって滅ぼされてしまった「失われた王国」の末裔なのではないかという説だ。

Dの名を持つ者たちが血縁的な繋がりを持つ一族であると考えるのは、彼らの中に巨人族であるハグワール・D・サウロがいる以上、無理がある。しかし、失われた王国には巨人族も暮らしていたと考えれば、Dの名を持つ者は失われた王国の末裔と考えることこま無理は生じない。
巨大な王国の者たちの末裔にしては、Dの名を持つ者たちが少なすぎるような気もするが、Dの名を持つ者たちは、王国の中でも特別な立場にあった者たちの末裔なのであろうか。

Dの名を持つ者同士の関係性

これまでに「0NEPIECE」作品中に登場したDの名を持つ者は8人しかいない。
それにも関わらず、このDの名を持つ者たち同士の間で様々なかたちの「関係」ができていた。列挙していってみると・・・
  • モンキー・D・ルフィとボートガス・D・エース
  • ルフィとエースは盃を交わして義兄弟になった。
  • ゴール・D・ロジャーとモンキー・D・ガープ
  • 海賊であるロジャーと海兵であるガープは敵同士であったが、激しい戦いを何度も繰り返すうちに、お互いの立場を超越した「絆」を築いていたようで、ロジャーは、生まれてくる我が子のことをガープに託した際に「おれはお前なら仲間程に信用できる」とガープに対して言っていた。
  • ゴール・D・ロジャーとポートガス・D・ルージュ
  • ロジャーとルージュは愛し合い、子を成した。ロジャーの血をひいて生まれてくる我が子を殺されないよう、世界政府の目を欺くためにルージュは二十か月もの間、自らの腹に子を宿し続けた。
    生まれてきた子エースは、自分を守るために二十か月もの間、腹に宿し続けてくれた母ルージュに対して大恩を感じ、ボートガス・D・エースと名乗っていたが、ルージュは生まれてきた我が子のことを「ゴール・D・エース」と呼よでいた。
  • モンキー・D・ガープとポートガス・D・エース
  • ロジャーから生まれてくる我が子のことを託されたガープは、その子の養育をコルボ山の山賊ダダン一家の棟梁カーリー・ダダンに押し付けた。
    たまにコルボ山にやって来て、エースに修行をつけていたガープは、エースの祖父的なボジションにあったと言っていいだろう。
  • ボートガス・D・エースとマーシャル・D・ティーチ
  • ヤミヤミの実の能力を手に入れるため、白ひげ海賊団において最大の禁忌である仲間殺しを行ったマーシャル・D・ティーチを追っていたエースは、バナロ島で遂にティーチに追いっく。そして、ティーチがルフィの命を狙っていることを知り、ますますティーチのことを野放しにしておけなくなったエースは、ティーチと対決する。
    エースは敗れ、彼のことを世界政府に引き渡したことによって、ティーチー黒ひげは、王下七武海の称号を手に入れた。
    そして、世界政府がエースの身柄を手に入れ、その処刑を決定したことによって、頂上戦争が起こることになった。
    ティーチの所属が、エースが隊長となった白ひげ海賊団2番隊でなかったら、仲間殺しという禁忌を犯したティーチのことをエースが追うことはなかったであろう。
  • モンキー・D・ルフィとマーシャル・D・ティーチ
  • ルフィと黒ひげマーシャル・D・ティーチの二人の間には、運命の糸が複雑に絡み合つているようだ。
    モックタウンでルフィに出会った黒ひげは、べラミーから売られたケンカを買おうとしなかったルフィに共鳴するところがあったようで、ルフィに対してエールを送るよう「人の夢は終わらね」と叫んでいた。
    しかし、そのルフィに懸けられた懸賞金が一億であると知ると、王下七武海の称号を得るために世界政府に実力を示す手段としてルフィの首を狙うようになった。
    だが、自分を追ってきたエースを捕らえ、世界政府に差し出すことによって七武海の称号を得た黒ひげは、ルフィを狙う必要がなくなる。
    黒ひげが七武海の称号を得ることにこだわっていたのは、インぺルダウンに潜入し、世界最悪の犯罪者たちを仲間に加えるためであった。そして、七武海の一員となった黒ひげは計画どおり、インべルダウンに潜入したが、そこでルフィに遭遇する。
    ルフィは黒ひげに向かっていったが、この時点での彼では黒ひげに敵うはずがなく、ジンべエに黒ひげと戦うことの無意味さを諭されたこともあって、早々に戦うことをやめた。二人の間で複雑に絡み合う運命の糸は、いつかルフィと黒ひげを激突させることになるのだろう。

まるで磁石のような関係

これまでに登場した8人のDの名を持つ者たちのうち、モンキー・D・ドラゴンとハグワール・D・サウロは、ここに挙げたどの関係にも関わっていない。
つまり、モンキー・D・ルフィ、ゴール・D・ロジャー、ボートガス・D・エース、モンキー・D・ガープ、マーシャル・D・ティーチ、ボートガス・D・ルージュの六人だけの間で列挙したような様々な関係が生じているのである。

しかも、ガープとルフィ、ドラゴンとルフィ、ロジャーとエース、ルージュとエースといった血縁関係は含めずにである。
Dの名を舞つ者同士は、ロジャーとルージュのように愛し合い子を成したり、ルフィとエースのように義兄弟の契りを交わしたり、ロジャーとガープのように敵同士になり戦いを繰り返しながらも絆を築いたり、エースと黒ひげのように純粋に敵対したりしている。

彼らDの名を持つ者たちが、自分と同じくDの名を持つ者たちと、これだけ様々なかたちで深く「関係」しあっていることが、とても偶然であるとは思えない。

Dの名を持つ者同士が、時に強烈に引かれ合い、時に強烈に反発し合うのは何らかの必然によるものと考えるべきだろう。
強烈に引かれ合うことも反発し合うこともあるというと、まるで磁石のN極とS極の磁石が磁力を発しているのと同じょうに、Dの名を持つ者同士も何らかのエネルギーをその身から発していて、それが、時に彼ら同士を引き付け合わせたり、反発し合わせたりしているのだろうか?

そうとでも考えなければ、彼らDの名を持つ者同士が、これほどまでに「関係」し合つてくることの説明がつかない。

もしも、本当にそうなのだとすれば・・・白ひげ海賊団には、1番隊から拓番隊までの拾の隊があったが、エースが隊長を任された2番隊にティーチがいたのも、十六分の一の確率でたまたま起こった偶然などではなく、二人がその身から発している何かが、二人を引き付け合った結果、必然的にそうなったということなのであろう。

ガープの孫にしてドラゴンの息子であるルフィは、ロジャーがかつてそう呼ばれた海賊王になうとしている。

そして、エースと義兄弟の契りを交わし、黒ひげとも大きく関わることになるであろうが・・・今後も他のDの名を持つ者との関わりを持つようになるのかもしれない。

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